GitHub Copilot のモデル提供終了と代替モデル:Opus 4.7 などを使う会社が確認すること

目次
GitHub の Changelog (2026年10月2日付) によると、GitHub Copilot で Gemini 3.5 Flash・Gemini 3.6 Flash・Kimi K2.7 Code・Claude Opus 4.7 が提供終了 (原文はdeprecated) になりました。原文は対象を GitHub Copilot のすべての機能とし、例として Copilot Chat・インライン編集・ask モードと agent モード・コード補完を挙げています。提供終了の理由と、提供終了したモデルを指定したままの連携がどう動くかは書かれていません。
GitHub Copilot で提供終了のモデルと代替モデルは?
GitHub の Changelog (2026年10月2日付) によれば、GitHub Copilot では Gemini 3.5 Flash・Gemini 3.6 Flash・Kimi K2.7 Code・Claude Opus 4.7 が 2026-10-02 付で提供終了になりました。代替モデルとして、Claude Opus 4.7 には Claude Opus 5.5 が、Gemini の 2 モデルには Gemini 3.8 Flash が、Kimi K2.7 Code には Kimi K3 が示されています。
提供終了のモデルと日付
GitHub の Changelog の告知に載った表は次のとおりです。列の名前は原文ではModel・Deprecation date・Suggested alternativeです。
| モデル | 提供終了の日付 | 代替モデル |
|---|---|---|
| Gemini 3.5 Flash | 2026-10-02 | Gemini 3.8 Flash |
| Gemini 3.6 Flash | 2026-10-02 | Gemini 3.8 Flash |
| Kimi K2.7 Code | 2026-10-02 | Kimi K3 |
| Claude Opus 4.7 | 2026-10-02 | Claude Opus 5.5 |
提供終了の日付は、どのモデルも告知と同じ 2026-10-02 です。告知の書き出しは次の文です。
“As of today, October 2, 2026, we have deprecated the following models across all GitHub Copilot experiences (including Copilot Chat, inline edits, ask and agent modes, and code completions).”
要点は、告知の日の時点で提供終了が済んでいること、そして対象が GitHub Copilot のすべての機能だということです。この記事では原文のdeprecatedを「提供終了」と書きます。GitHub Changelog の一覧では、この告知はRetiredのラベルで 2026年10月2日の欄に載っています。
GitHub Docs の対応モデルのページの書き方
告知は Copilot のモデルに関するドキュメントを案内しています。GitHub Docs の対応モデルのページ (Supported AI models in Git...には、提供を終えるモデルの表があります。この表で、今回の 4 モデルの行は次のとおりです。
| モデル | 日付の列 (Retirement date) | 代替の列 (Suggested alternative) |
|---|---|---|
| Claude Opus 4.7 | 2026-10-02 | Latest Claude Opus model |
| Gemini 3.5 Flash | 2026-10-02 | Latest Gemini Flash model |
| Gemini 3.6 Flash | 2026-10-02 | Latest Gemini Flash model |
| Kimi K2.7 Code | 2026-10-02 | Latest Kimi model |
Changelog は代替モデルを Claude Opus 5.5・Gemini 3.8 Flash・Kimi K3 と名前で示していますが、Docs のこの表は「最新の Claude Opus のモデル」「最新の Gemini Flash のモデル」「最新の Kimi のモデル」と書いています。
GitHub Copilot の告知の範囲は?管理者の設定と書かれていないこと
GitHub の Changelog (2026年10月2日付) は、対象を GitHub Copilot のすべての機能とし、利用者にはワークフローと連携の更新を求め、Copilot Enterprise の管理者には代替モデルをモデルポリシーで有効にする必要が出る場合があると書いています。一方、提供終了の理由や、提供終了したモデルを指定したままの連携がどう動くかは書いていません。
告知に書かれていること
- 対象の機能: 原文は
all GitHub Copilot experiencesです。括弧の例には Copilot CLI・Copilot cloud agent・GitHub Copilot app の名前はありません。これらが対象かどうかを個別に述べた文は、一次情報には書かれていません。 - 利用者への求め: “Please update your workflows and integrations to use supported models.” つまり、ワークフローと連携を、提供の続いているモデルを使うように更新するよう求めています。
- Copilot Enterprise の管理者の設定: 代替モデルを使えるようにするには、Copilot の設定にあるモデルポリシーで有効にする必要が出る場合がある、と書かれています。管理者が確かめる方法としては、個人の Copilot 設定を開き、そのモデルのポリシーが有効になっているかを見る手順が示されています。有効になると、VS Code と github.com の Copilot Chat のモデル選択にそのモデルが表示されます。
- 提供終了したモデルの削除: “No action is required to remove the deprecated models.” 提供終了したモデルを消す作業は要らない、ということです。
- 問い合わせ先: 疑問や懸念がある GitHub Enterprise の顧客は、担当のアカウントマネージャーに連絡するよう勧めています。
GitHub Docs の対応モデルのページには、組織またはエンタープライズのオーナーが、メンバーの使えるモデルを個別に有効にしたり制限したりできるとも書かれています。
告知に書かれていないこと
次の点は、GitHub の Changelog の告知には書かれていません。
- 提供終了の理由やきっかけ
- 提供終了したモデルを設定や連携で指定したままにした場合の動き (エラーになるのか、ほかのモデルに切り替わるのか)
- 代替モデルの料金や使用量の数え方が、元のモデルと同じかどうか
- 提供の再開の予定
- 日本など地域ごとの違い
- Copilot Enterprise 以外のプランの管理者が何をするか (GitHub Docs には、組織やエンタープライズのオーナーがモデルを有効にしたり制限したりできるという一般的な記述がある)
GitHub Copilot のモデル終了で何が変わる?(当社の読み)
当社の読みでは、2026年10月2日付の GitHub の Changelog を受けて設定を見直すべきなのは、GitHub Copilot で Claude Opus 4.7 などの提供終了したモデルを名前で指定している会社と、Copilot Enterprise や組織の単位でモデルポリシーを管理している会社です。Copilot Chat などで提供終了したモデルを選んで使っていた開発者も対象で、GitHub Copilot を使っていない会社に作業はありません。
モデル名を指定しているなら
GitHub の Changelog は、ワークフローと連携を提供の続いているモデルへ更新するよう求めています。チームの手順書、エディタの設定、スクリプト、エージェントの定義などで Gemini 3.5 Flash・Gemini 3.6 Flash・Kimi K2.7 Code・Claude Opus 4.7 を名前で指定しているなら、その箇所を代替モデルに書き換える必要があると当社は読みます。指定したままにするとどう動くかは告知に書かれていないため、「自動でほかのモデルに切り替わるから放っておいてよい」とも「必ずエラーになる」とも、一次情報からは言えません。
モデルポリシーで絞っているなら
GitHub の Changelog によると、Copilot Enterprise の管理者は代替モデルをモデルポリシーで有効にする必要が出る場合があり、有効になると VS Code と github.com のモデル選択に表示されます。使えるモデルを許可したものだけに絞っている会社では、Claude Opus 5.5・Gemini 3.8 Flash・Kimi K3 がまだ許可されていなければ、開発者のモデル選択に代替モデルが出てこない可能性がある、と当社は読みます。告知の宛先は Copilot Enterprise の管理者ですが、GitHub Docs には組織のオーナーもモデルを有効にしたり制限したりできると書かれています。組織の単位でモデルを管理している会社も、同じ確認の対象と考えるのが妥当です。
一次情報からは言えないこと
- GitHub Docs の対応モデルのページには、一部のモデルには拡張された機能の料金があり、詳しくは料金のページ (
Models and pricing for GitHub Copilot) を見るよう書かれています。 - 代替モデルで、回答の質や速さが元のモデルとどう違うかは、告知に書かれていません。
GitHub Copilot のモデル終了で今週やることは?(当社の推奨)
当社の推奨は、2026年10月2日付の GitHub の Changelog を受けて、今週のうちに GitHub Copilot で提供終了したモデルを指定している箇所を洗い出すことです。あわせて、管理者が代替モデルのポリシーとモデル選択での表示を確かめ、開発者に代替モデルを知らせてください。
各項目の末尾に、告知の記述に基づくものか、一般的な実務かを書いています。
- 社内のリポジトリ、エディタの設定、スクリプト、手順書、エージェントの定義で
Gemini 3.5 Flash・Gemini 3.6 Flash・Kimi K2.7 Code・Claude Opus 4.7の名前を検索し、指定している箇所を一覧にする (一般的な実務。更新を求めているのは告知) - 見つかった箇所を、告知の代替モデル (Claude Opus 5.5・Gemini 3.8 Flash・Kimi K3) か、ほかの提供の続いているモデルに書き換える (告知の記述に基づく)
- Copilot Enterprise の管理者は、個人の Copilot 設定を開き、Claude Opus 5.5・Gemini 3.8 Flash・Kimi K3 のポリシーが有効かを確かめる (告知の記述に基づく。Kimi K3 は Copilot Business と Copilot Enterprise で既定で無効と GitHub Docs にある。組織の単位でモデルを管理しているオーナーも同じ確認をするのは当社の推奨)
- ポリシーを有効にした後、VS Code と github.com の Copilot Chat のモデル選択に代替モデルが出ているかを、開発者の側でも確かめてもらう (表示される場所は告知の記述。開発者の側での確認は一般的な実務)
- 代替モデルの料金と使用量の扱いを、GitHub Docs の対応モデルのページから料金のページへたどって確かめる (一般的な実務)
- 提供終了したモデル名と代替モデルを社内に知らせる。GitHub Enterprise の顧客で不明な点があれば、担当のアカウントマネージャーに問い合わせる (周知は一般的な実務、問い合わせ先は告知の記述)
出典
📱 関連ショート動画
この記事の内容をショート動画で解説
著者について

原田賢治
代表取締役
Mike King理論に基づくレリバンスエンジニアリング専門家。生成AI検索最適化、ChatGPT・Perplexity対応のGEO実装、企業向けAI研修を手がける。15年以上のAI・システム開発経験を持ち、全国で企業のDX・AI活用、退職代行サービスを支援。